SQLite
大規模ベクトル検索エンジンのデータ管理でメタデータについて紹介しました。今回は主にMilvusのメタデータの見方について説明します。
MilvusはSQLiteまたはMySQLでのメタデータの保存をサポートしています。メタデータの管理にSQLiteを使うかMySQLを使うかは、backend_url
(設定ファイルserver_config.yaml
)というパラメータで指定できます。
SQLite
SQLiteを使用する場合、Milvusの起動後、データディレクトリ(設定ファイルserver_config.yaml
のprimary_path
で定義)にmeta.sqlite
ファイルが生成されます。このファイルを表示するには、SQLiteクライアントをインストールするだけです。
コマンドラインからSQLite3をインストールしてください:
sudo apt-get install sqlite3
次にMilvusのデータディレクトリに入り、SQLite3を使ってmetaファイルを開く:
sqlite3 meta.sqlite
これでSQLiteクライアントのコマンドラインは入力済みである。いくつかのコマンドを使ってメタデータの中身を見るだけである。
印刷された結果を人間が読みやすいようにタイプセットする:
. mode column
. header on
SQLステートメント(大文字と小文字を区別しない)を使ってテーブルとTableFilesに問い合わせる:
SELECT * FROM Tables
SELECT * FROM TableFiles
1-use-sql-lite.png
MySQL
MySQL を使用している場合は、設定ファイルserver_config.yaml
のbackend_url
に MySQL サービスのアドレスを指定する必要があります。
たとえば、以下の設定は、MySQLサービスがローカルに配置され、ポートが「3306」、ユーザー名が「root」、パスワードが「123456」、データベース名が「milvus」であることを示している:
db_config:
backend_url: mysql://root:123456@127.0.0.1:3306/milvus
まず、MySQLクライアントをインストールする:
sudo apt-get install default-mysql-client
milvusが起動すると、backend_url
で指定したMySQLサービスに2つのテーブル(TablesとTableFiles)が作成される。
以下のコマンドでMySQLサービスに接続する:
mysql -h127.0.0.1 -uroot -p123456 -Dmilvus
これで、SQL文を使ってメタデータ情報を問い合わせることができる:
2-my-sql-view-meta-data.png
次の記事
次回は、メタデータ・テーブルのスキーマについて詳しく紹介する。ご期待ください!
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GitHub リポジトリ: https://github.com/milvus-io/milvus
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